農家×ママ×地域を結ぶ結yui～shizuoka～静岡県浜松市

子どもたちにぜひ見せてあげたい・
体験させてあげたい、
素晴らしい醤油屋さんが
浜北にあります。





浜松市浜北区にある
明治屋醤油さん。



伝統的な味噌蔵や醤油蔵を
日帰り旅行で県外にまで
見に行ったことがありますが、

こんな素晴らしいお店が
まさかこんなに近く、地元・浜松市に
あったとは！！





「こんなところに？」と思う
住宅街を抜けた先に突然現れる、
超・超・超趣深い建物。


入るのにドキドキするかもしれませんが、
店舗はいつでもお醤油が買えます。


中も素敵なのでぜひ覗いてみてください！

伝統的な醤油作りの工場見学に参加

この日は、浜松市産のBBQ開発プロジェクト
メンバーでもある


●静岡県バーベキュー協会　代表・鳥居克啓（とりいかつひろ）さん

●デザイナー　えりなさん

●Yui support合同会社　代表・玉置麻菜美（たまきまなみ）さん

●maman取材チーム　鈴木秋香


の4人で工場見学をさせて頂きました。





案内人は、
明治屋醤油の伝統を受け継ぐ
若き6代目社長・野末将平（のずえしょうへい）さん。


醤油屋さんを経営しながら、
幼い子どもたちを育てる
パパさんでもあります。



こちらは、醤油の原料の1つである
小麦を煎る、釜のような機械を
案内してもらっているところ。





塩水を作って置いておく桶など。


どれもこれも巨大なサイズ！



大人でも思わず
口を開けて見上げてしまうのだから（笑）
子どもたちなら大興奮しそう。





そこかしこから感じられる歴史の長さ…



明治屋醤油さんの醤油工場には
エアコンなどの設備が一切ありません。


春夏秋冬、四季の気候を
活かしながら醤油を作る、
100年以上前の創業時からの
伝統的な天然醸造にこだわっています。








大豆を蒸す圧力釜。



明治屋醤油さんは、
醤油の原料の小麦、大豆を
自社で生産しているという
徹底っぷり！


使用するお水も
地元・浜北小松の地下水が
醤油作りに使われているそうです。





建物は3階建てになっていて、

「なんでこんな高いところに
こんな大きい樽や機械が！？」

と驚くと思います。



…というのも、
機械化ではなく高低差をうまく使って
醤油作りのプロセスを
スムーズに行えるよう
考えられているのだそう。



昔の人の知恵ってすごい！！

（そしてそれを受け継ぐ
明治屋醤油の皆さんも！）



「なぜこんなところに足場が！？そこを歩くの！？」

という場所も多々あるので
ぜひ探してみてください^^





工場見学の最後は、1番の見どころ！？

醤油の熟成室です。


こちらで熟成発酵され
醤油ができあがっていくんですね。





醤油の種類によって、
発酵期間は1年だったり3年だったり。





醤油によってこれだけ色が違います！





先ほども書いたように、
四季の気候・温度で熟成させるので
大量生産品とは違い
何倍も手間と時間がかかるそう。



…いつも取材に行って思うんですけどね…



これ、絶対絶対子どもたちにこそ
見てほしい！見せてあげたい！知ってほしい！( ；∀；)

醤油絞り体験＆醤油の違いをシンプル冷ややっこで試食

工場見学の後は店内に戻って
実際の醤油作りを体験できます。





こちらでも案内＆実演してくれるのは
社長ご自身。贅沢！





使っている原材料は本当にシンプル、安心♡





それからできる「もろみ」を見比べ。



左から…





↑半年もの。





↑1年もの。





↑3年もの。



見た目も香りも全然違う！

3年ものは、もう醤油です。

（ちょっと味噌っぽい雰囲気もしました）



この3年ものもろみを使って
醤油を搾ります。





「搾る」と言っても、
もろみ自体の重さを使って
自然にろ過されるのを待ちます。





まさに醤油になる瞬間！



それにしても見てください、
1回に出てくるこの量を！


1滴1滴、ぽとん…ぽとん…と
ゆっくり落ちてきます。


これぞ天然醸造…を実感して、
なんだか心が豊かになる感じがしました。





そんな、時間をかけて絞られた
貴重な醤油（熱処理していない、
生揚げ（きあげ）醤油と言うそうです）を、
その場でみんなで試食します♡





3種類の醤油を食べ比べ！





搾り立ての生揚げ醤油とともに、

●明治屋醤油で1番人気！「四季造り」

●濃厚な「ひとてま再仕込み」

も頂きます。





醤油たちをそれぞれ冷ややっこにかけて。



絞りたて醤油は、
もう醤油そのままの味！
これぞ醤油！という感じがしました。

素朴！だからこそ分かる本物感！





1番人気の「四季作り」は、実は

「四季造り　あま味」に鰹節を加え寝かせる

という、野末社長こだわりの
ひとてまが加わっています。



この特製醤油は実際に
社長一家がお豆腐用に使っている
食べ方だそうですよ。




▲美味しいものをいつも美味しそうに味わう玉置さん^^




お味はご想像の通り。



めっっっちゃ美味しいです！！！



この世の中に、
こんなに豆腐に合う醤油があったとは！





何にどんなお醤油をかけるかって
本当に好みだと思うのですが、
「再仕込み」は濃ゆい！

濃厚です。

しょっぱいとは全然違う！




一番シンプルで
一番美味しい！？食べ方だからこそ
醤油の違いがよく分かりました。





醤油について知らなかったこと、
意外な知識などなど
色々教えてもらいました。


新たな醤油の世界に出会えますよ。





工場見学は子どもも体験できます。


店舗の奥にはさらに広いお部屋もあり、
コースによっては35名まで、と
大人数にも対応してくれます！





（広いお部屋も、
その時に通る渡り廊下も中庭も
何もかも和の情緒が素敵すぎます…）




すごく面白かった（？）のは、

「納豆菌は強力すぎてやばい！

醤油作りにすぐ影響するから
もう納豆なんて全然食べていない」

という野末社長の言葉。


なんでも、醤油が濁るのだそう。



醤油工場見学の注意書きにも、

「当日の朝は納豆を食べないでください」

と書いてあります。



…一瞬焦ったわたし。笑

前日の夜ならセーフかな？






工場見学につての詳細は、明治屋醤油公式ホームページをご確認ください。


わたしも今度は子どもたちと
訪れたいです！

必ず好みに合った天然醸造の醤油と出会える！

明治屋醤油さんのこだわりと

「美味しい醤油を味わってほしい！」

という思いを体現しているように、
たくさんの種類の醤油があります。





それぞれの醤油の説明や、

・煮物に合う醤油

・卵かけご飯に合いそうな醤油

・この料理にはこの醤油

…などなど、
丁寧に説明書きポップがあるので
読みながら楽しく選んでみては^^


味見もできるそうですよ！





迷ったら、1番人気の
「四季造り」がおすすめだそうです。



小さめのサイズが
たっぷり使えるお徳用サイズまであるので
使い分けようにいくつか買うのもおすすめ。


（わたしも3種類買って帰りました！）





普段、何気なく口にしている醤油1つにも
こんなに人手と、手間と、時間と、
色々な思いがつまっているんだなあと
改めて感動した工場見学でした。



明治屋醤油の野末社長、
ご一緒してくれた皆さん、
どうもありがとうございました！





明治屋醤油
静岡県浜松市浜北区小松2276
TEL：053-586-2053
営業時間：平日 10:00～18:00／土曜 10 :00～16:30
定休日：日曜・祝日
http://meijiyashouyu.com/